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ピロートーク2

どうも、この一週間は連日更新を目指してみてますが、どこまで続くのやら……
自分でも不安です

今日ははやてとヴィータ~

なんとなく、ヴィータが出てくると暗くなってしまう自分がいる……orz
うん、意識改善、リベンジの必要性がありますね。
それとちょっと無理したかな……

というわけで今回のSSは若干暗めですね
シリアスなのかな?
あ、あんまりイチャイチャしてない……なんてこったorz
まあトークと言えばトークですよね、ええ


ではどうぞ~




[はやてとヴィータの場合]

機動六課の始まる数日前、部隊の人員確認やら環境についての最終チェックに一日を費やしていた。
すべての中心であったはやても走り回ってさすがに疲労の色を隠すことはできなかった。
自室に戻ったはやてはシャワーを浴びて一緒に働いてくれておネムな末っ子を専用のベッドに入れてあげていると、昔からの回線で思念通話がはやての頭へと繋がった。

(はやて……疲れてるとこ悪いんだけど、ちょっといいかな)

この幼さを覚えさせる声の持ち主はヴィータだ。
しかしなぜだろう、いつもは快活な声なのだが、今は陰りを見せている。
どうやら今度は八神家のお母さんとしての出番らしい。

(どうしたんや? 部屋の鍵なら開いとるよ)

言葉を探していたのか何かを言いよどみ、思念通話が切られる。
それと同時か少し早いくらいに電子音が部屋の中に響くと、いつもの三つ編みを垂れさせた三女のヴィータが部屋に入ってきた。
思い詰めた顔をした彼女からは悩み疲れた色が見える。
はやてはゆっくりと近寄って目線の高さを合わせるとと、やさしく微笑んで軽く抱きしめた。
しかしヴィータはじっと立ったまま手を回そうか困っているようだ。

「ヴィータ」

ヴィータの手が背中に触れるか触れないかというときに体の間に距離を開けられる。
驚いて顔をあげるとそこにはにっこりと笑うはやて。

「お風呂入った?」

いきなりの質問にわけもわからず首を縦に動かす。

「そんなら今日は一緒に寝よか」
「え、あの、はやて」

「え」…後ろからはやての腕に抱き抱えられ
「あの」…ベッドの前に移動
「はやて」…そのまま一緒にベッドの中へ

「ちょ、ちょっと待ってよ、はやて」
「なんや、ヴィータ?」

腕の中でうろたえるヴィータに、してやったりと笑顔を向けるはやて。
口を開くが楽しそうなはやてに何か文句を言えるわけもなく、言葉を飲みこんでおとなしく丸くなる。

「ごめんな、でもここの方が話しやすいやろうと思ったんや」

真摯な言葉にヴィータが振り向く。
もちろん疲れているんだから聞いてもらえなくてもいいと思っていた。
けど部屋に入れてもらって、話そうとしても何も話せなくて、それなのにはやてに少しイラついてしまっていた。すべて自分が悩んでいるだけなのに。
はやてはどうすれば話しやすくなるかと考えてくれていたのに自分は反抗した。八つ当たりもいいところだ……

「はやてが謝ることじゃないよ。あたしが悪かったんだ……あたし、が……」

どんどん小さくなっていくヴィータがいなくなってしまう前にきつく抱きしめる。

「ヴィータ、そないに思い詰めんで。相談があったんよな?」

傾けるほどのささやかさでうなずく。

「もしかすると間違ってるかもしれんけど、わたしは大丈夫やからな。リインもおるしみんなもいる。せやからどんなに辛くてもがんばっていける」

腕の中からヴィータの大きな目が申し訳なさそうにはやてを捉えている。

「はやて、あの……違うんだ。あたし、また守れないんじゃないかって……」

すぐに逸らしてしまった瞳は不安ではち切れそう、と示している。

「なのはちゃんかな……?」

苦い顔で首肯。

「あれはヴィータのせいやないよ。体調の変化に気づいてあげれんかったみんなの責任や」
「だけど、あいつ血だらけでっ、あたしを見て……」

泣きそうなほど顔をくしゃくしゃにしたヴィータ。
声のトーンを変えずにゆっくり染み渡すようにはやてが言い聞かせる。

「大丈夫や。なのはちゃんは死んどらんし、ヴィータも強くなった。それに教官にまでなったんや。そんなにしたのに護れんものなんてないよ」
「けど、けど……」

力いっぱいにパジャマを引っ張るヴィータ。
苦しげな顔を見せずにはやては続ける。

「もしヴィータだけで護れんくても、わたしがみんなを護るから、安心しぃや」
「はやて……」

まだ何か言いたそうな瞳のヴィータに強引に小指を絡めてゆびきりをする。

「約束や」

片目をつぶって行ったそれはどこか子供っぽさの残るおどけた約束だった。
幾分か落ち着いたのかヴィータの頬が緩む。

「せやからな」
「ん?」

変わらない笑顔を浮かべていたはやてにやや黒い影が差す。
いやな予感が全身を駆け巡ったヴィータだが、動くよりも速く、バインドよりも堅いはやての腕が体に巻きつき、体全体で全身を余すところなく包まれる。
実ははやての背が伸びてからは添い寝の機会はずいぶん減っていた。
だからこうして同じベッドで眠ることは久しぶりだったのだが、入れ込みすぎてそのことに気づいていなかった。
だがこうして不安が薄れたヴィータは顔を赤くしてもがいていた。

「今日は抱っこさして♪」
「はやて、はずかしいから、はなしてくれよ~」
「だーめ、今日はもう帰さんよ~」
「は、はやて~」

しだいに抵抗の弱まっていくヴィータははやてにぎゅっと抱きしめられておとなしくなった。
まるで湯たんぽを抱いているかのようなあたたかさにはやての意識が薄れる。

「ヴィ…タ…にがさへん……」
「おやすみ、はやて」

結局はこうなる。
ヴィータも身を縮めてはやてに寄り添う。
夜天の主は今日も健在である。
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