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ピロートークのはずですが

こんばんは

更新分が出来上がってなくて本日中(2/16)に載せることは難しいので

夜のうちにはあげようと思いますorz

偉そうに明日の更新分を、だなんて言ってすみませんorz

追記:1時ちょっとすぎにSSのUP完了

時間がかかってしまってすみませんorz

どうぞー



[エリオとキャロの場合 続き]

部屋に戻ったエリオはベッドに腰かけ、そのまま背中をベッドに落とす。
早朝訓練、朝ごはん、書類整理、訓練、昼ごはん、書類整理、訓練、夕飯。
だいたいがこのローテーションで毎日回っている。 朝も夜も早い。
単純にも思えるが、六課の仕事が軌道に乗ってくると訓練が削られて外の仕事が入るのだろう。
他の隊員たちに外の仕事を任せてばかりではいけないとエリオは考えている。
そのためにもまずはなのはを筆頭に、隊長達に強くなったと感じてもらうしかない。
エリオは今日行った訓練の内容を頭の中でもう一度試してみる。
だが目を閉じているうちに体は休息に入ったようだった。

「……ぅ」

次に意識を取り戻したときには夕闇だった空が真っ暗な夜としての闇へと変わっていた。
時計を見ずとも長い時間が経っていたのは体のだるさでわかる。
それでも時計を見ると約3時間が経過していた。
寝ていたわけだがいつもより寝る時間を過ぎている。

「ちゃんとして寝よう……」

靴を脱ぎ、パジャマへと着替える。
目を凝らさなければはっきりとわからないほど淡い緑のラインが全体に入ったものでフェイトから部屋をあてがわれたときにもらったものである。
扉の脇にあるスイッチで電気を消そうとしたところ、いきなり扉が開く。

「うわっ」

寝ぼけたところに開くこともないだろうと思っていた扉が開いたのだ。
もはやこれは奇襲にも匹敵する驚きだろう。
というか奇襲だ。
おっかなびっくりに扉の前にいる人物を確認すると、フォワード部隊バックスのキャロだった。
出会ったときと同じ外套を羽織っている。

「あの、エリオ君……」

なぜか泣きそうになっているキャロ。
うろたえるエリオはぶしつけにこんな言葉が口からこぼれた。

「な、なんでこんなところにキャロが!?」

キャロは外套のすそをつかんでうつむいてしまった。
悪いとは思っていたのだろう。
そこに責めるようにも取れる言葉を吐かれたのだ。
そしてエリオもバツが悪そうに目を泳がせている。
言ってしまった後悔というのは案外多きい。

「えっと、中に入らない? ちょっと目立つし」

うなずくでもなく、何も言わずに足を動かしてキャロがエリオの部屋に入る。
気まずい空気が漂う中、エリオが当然の質問を投げかける。

「キャロは、どうしてこんな時間に僕の部屋に来たの?」

キャロは扉から数歩進んだところで歩みを止めると不安そうにエリオを見る。
言うべきか言うまいかと逡巡している様子も見て取れる。
意を決してキャロは口を開いた。

「その、ね。実は寝るときはフェイトさんのところに行ってたんだけど、今日はいなくて……だから、そのエリオ君と………」

聞いていたエリオはうらやましそうだったり寂しそうだったりと顔を変えていたが最終的には赤面することに落ち着いたらしい。

「えっと、キャロ。出来ればもう一回言ってほしいんだけど……?」
「寝るときはフェイトさんのところに」
「じゃなくて」

いまいち聞き取れていなかったエリオは想像の確認、あわよくば否定を望んだ問いだったが、簡単に打ち崩されてしまった。

「エリオ君と一緒に寝させてほしいの」

エリオとしては別に女の人とベッドで寝るのは何も問題はない。
昔はフェイトとも寝ていたのだから。
ただ、この部屋のベッドでは隊長の部屋のベッドは大きいと聞いたことがあったのでキャロには悪いと考えたのだ。

「でもベッド、狭いかもしれないよ?」
「くっついて寝れば大丈夫だよ」

この無垢な笑顔にはさすがのエリオも断れない。
といってもエリオが頼みごとを断ったことなどほとんどないのだが。
とりあえずキャロが外套を脱いで開いている場所にたたむと、その姿は薄いピンクのパジャマ。
電気を消したエリオがベッドの中に入ってその姿を見ていると少しの間、言葉が出てこなかった。
それはその姿が単純にかわいかったからなのだが、このもやもやとした気持ちをそうだと知るにはまだ早かった。

「エリオ君、入るね」

キャロがベッドに入ると服の見立て通り、やわらかい香りがエリオの鼻をくすぐる。
普段は一人のエリオ。
誰かと同じベッドで眠るのは久しぶりなのだ。
キャロはフェイトと寝ていたという話だったが、それでもエリオと眠る、いや異性と眠るというのは初めてだろう。

「キャロ、寒くない?」
「ちょっと、寒い」

入る際に遠慮してしまってほとんど布団が乗っているだけで包んではいない。
タイミングがなく、そのままだったのだがキャロはこの言葉をきっかけにするするとベッドの内側へと入っていく。
つまりはエリオに近づいていくということだ。

「エリオ君、なんだかやさしくて、あったかい」
「キャロもいい匂いがして、あったかいよ」

下がることもするに出来ず、キャロは布団で顔の下半分を隠す。
上目遣いでエリオを見るのは恥ずかしいからだろう。
だが電気のない部屋ではそこまで細かい表情を見つけるのは難しい。
それに人肌という温もりに触れているのだ。
暗くてあったかい。それだけで簡単に眠れる。
訓練の厳しさも相まって眠気に加勢している。
ふたりの間に遮るものは何もなく、いつの間にか寝息がお互いを行き来している。
微笑むように柔らかな表情のふたりはよい夢を見ているのだろう。



夜にフェイトがちょっとした騒動を起こしたというのはこのふたりだけが知らないことである
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