Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

つくもカップルッ!

今回は前に書いたものではなく、つい先日できたばかりのを載せようと思います。

これが一番新しい作品ってことですね。
リリカルなのはの二次創作です。
9歳と19歳のパラレルなおはなしです。

このペース、たぶんすぐに息切れするんじゃないかな……?
では追記よりどうぞ



9フェイ×19なの

ある晴れた昼下がり。
穏やかな暖かさに揺られて、私、高町なのはは現在海浜公園に来ています。
海鳴市にある海浜公園はそれなりに広く、人々によく親しまれています。
うちの喫茶店、翠屋のお手伝いも一段落ついて今日はお休みをもらっちゃいました。
ちょっと遠い公園なんですけど、歩いてきて時間もちょうどよかったみたいです。
だってこれから行こうと思っていたベンチにちょうどよくあの子がやって来たから。
いつもは私が来る前にあの子が来ているから、こうして会うのはなんだか新鮮。
ツインテールの流れるような金の髪、淡く光る紅い瞳の透き通り加減は遠くからでも見わけられるほど。
聖祥大付属小学校の制服は私も持っているけど彼女ほど似合ってはいなかったかな。
友達と二人で来たみたいだけど、なんだか遠慮がちに話してる。

「……からはやて、また明日ね」
「なぁ、あの人なん?」
「うん、私の大好きな人♪」
「ふぅん。ところでやけど、明日は休みやよ? フェイトちゃん」
「え、ぁ、そうだっけ!?」

ちょっとしか聞こえなかったけど、隣にいた子ははやてちゃんて言うらしい。
なかなかしっかりしてる子みたいで振り返りのツッコミはなかなかだよね。
けどフェイトちゃん、明日が休みなの忘れるなんてドジなところがあるんだ、かわいいなぁ。
一人になった彼女は顔を赤くしてうつむきながらベンチに歩いてくる。
恥ずかしかったのかな。
私は彼女の歩調に合わせて一緒にベンチにたどりつくように歩幅を調整する。
近づく彼女。
目論見は成功。ベンチの前でぴったり。
きれいに整えられた顔が落ち着きなく視線をさまよわせてる。

「ぁ、えっと……こんにちは、なのはさん」

もう、真っ赤になっちゃってかわいいなぁ。
顔が緩むのがなおらないよ。

「ん、フェイトちゃんこんにちは。お先にどうぞ」
「ぁ、ありがとうございます」

フェイトちゃんをベンチにちょっとおどけながらエスコート。
フェイトちゃんの顔も柔らかくなったみたい。
座ってもらったら左隣に手と手が触れあうぐらいのすき間を開けて私も座る。

「敬語じゃなくていいのに~」
「あ、はい……うん」

うんうん、私たち友だちだもん。
て言っても前にひとりぼっちであんまりにも寂しそうにしてたから一緒にお話ししただけなんだけど。
改めて考えると私、怪しい人に間違えられてもおかしくなかったんだなぁ……
少し思い返していると隣からフェイトちゃんの小さな手が膝の上に置いていた私の右手を握ってくれた。
小さくても温かい。
そして右腕にもちょっとした重みと温かさ。
いつのまにか無言のままフェイトちゃんが私の右腕に寄りかかっていた。
顔に浮かべてた赤さも少しは落ち着いたかな。
なんとなくうれしくて、フェイトちゃんの頭に左手を伸ばす。

「ん……」

くすぐったそうに目を細めて、手と腕に寄りかかる力を少し強くするフェイトちゃん。
よく見えないけど、子猫みたいでかわいい。

「あの、なのはさん」
「ん?」

寄りかかった私の腕にフェイトちゃんが腕を巻き付ける。
一瞬ドキッとしたのはバレてないよね。

「その、……て」
「え?」
「っっっ、お、お姉ちゃんって、呼んでいいですか……」

小さくなっていく声にきつく抱き締められる腕。
途中に見せた不安そうな上目使い。
まだもじもじしているちっちゃな体。
ひとまず私はフェイトちゃんの頭の上で固まった左手を膝に戻す。
手を離したときにビクッと身震いをしたフェイトちゃんは、また不安そうに私を見上げる。
一瞬くらりとするけど体を押し止める。

「えっと、ね、一回呼んでみて?」

うぅ、ダメ、顔がにやけすぎて変な顔になってるかも。あんまり見ないでフェイトちゃん。
きょとんとした彼女はうれしそうに輝かんばかりの無邪気な笑顔で言う。

「お姉ちゃん、大好き♪」

もう、耐えきれない。
お母さんごめんなさい。なのははもしかしたら捕まっちゃうかもしれません。
心の中で謝ると必死に抱き締めてくれてるフェイトちゃんを抱き上げて膝の上に座らせる。

「お姉ちゃん……?」

戸惑うフェイトちゃんに構わずに今度は私が抱き締めてあげる。

「フェイトちゃん、私も大好きだよ」

耳元でそうささやいて、誰が見ていても構わないと開き直った私は優しく、強く抱き締めた。


9なの×19フェイ

あぁ、退屈だ。
なんで保険の先生ってあんまり出番無いんだろう。
いや、備品の入れ替えとかいろいろあるけど担任の先生みたいにいつも生徒たちと顔を合わせるってわけでもない。
元気にはしゃいだりしてる子供って好きなんだけどなぁ……
誰も来ないしただ座ってるっていうのはちょっとした苦痛。
と、生徒が怪我しないのはいいことなんだから文句は言えないか。
でも、この前体育で怪我したっていう子、また来ないかなぁ……かわいかったし。
……ま、そんなにうまくいくわけないか。仕方ない、書類でも書いて時間を使おうかな。

「せんせー」
「はい?」

書類を机に広げて意気込んだ矢先、開けっぱなしだった扉から生徒が一人。
栗毛色の髪を頭の横で小さめにかわいらしくツインテールにまとめている女の子。
あの子はこの前怪我をしてここに来た……
たしか体育でバスケットボールか何かをしていて転んだんだっけ?

「あの、先生?」
「え?」

いつのまにか私の座ってるイスの横まで来てこっちを見て首をかしげている。
どうやら見入ってしまってたみたい。
考えてたことがそのまま実現してしまったみたいで白昼夢でもみているのと勘違いしたのかもしれない。

「フェイト先生ってばぁ」
「へぁ?」

むにゅむにゅとぷにぷにした指が私の頬をつつく。
あ、なんかきもちいい。
おかしな声を出したことに気をよくしたのか、太陽みたいに穏やかな笑顔。
なんだかやめてくれる気が無いようにも思える。
仕方ないからこのままでいっか。

「今日はどうしたのかな、なのはちゃん?」
「あっ、ごめんなさい。今日はこの前のお礼しようと思ったんです」

自分が誰の頬をつついていたのか思い出したらしく小さく謝ると微笑んで言葉を続けてくれた。
ちょっと照れながらの精一杯の笑顔。こういうのをはにかんでるって言うのかな?
あんまり見られるのが恥ずかしいのか、身を返してスカートにふわりと風を含む。
くるりと回ったなのはちゃんは私の側から二三歩ほど離れてこっちを向く。

「えへへ、なのはのけがの手当て、ありがとうございました」

もう、なんていうかこれはかわいいを通り越して愛くるしい。
彼女の笑顔には春を匂わせる明るさと見る相手をいとわず包み込んでしまうような柔らかさがある。
これは退屈という名の地獄に堕ちた私には降り立つ天使の輝きのよう!

「ううん、今度は怪我しないようにね」

怖がらせちゃいけないから落ち着かないとね。
私も立って彼女の頭をぽんぽんと軽く叩く。
うわぁ、ちっちゃい♪
おそらく顔がでれでれとしていて見られたものじゃないような気がしてならない。
だけどそんなことはなのはちゃんの笑顔の代償には安すぎるよ。

「それじゃ、そろそろ休み時間終わっちゃうから戻ります」
「ん、そう?」

そう、今は昼休み終了五分前。
三年生は大抵四時間授業か五時間授業。
今日は五時間授業みたいだ。
ちなみにひとつの授業は45分だからね?
なのはちゃんと別れるのは辛いけど、授業があるんだから仕方ないか。
私が乗せた手を上げると彼女は足早に開け放たれている扉へ。

「バイバイ」

私に届くようにそう言うと手を振って出ていってしまった。
彼女が行ってしまった部屋でひとりごちる。
ごめんなさい、なのはちゃん。たまに怪我をしてここに足を運んでほしいなんて思ってました。
でも、こんな気分は久しぶりな気がする。
なのはちゃんのおかげだね。
穏やかな心に余韻を残しておきたくなった私は、書類なんてやりたくない。
せっかく立っているのだからコーヒーでも飲もうかな。
私は机の横にある棚に入っているカップを取り出した。
コーヒーも同じ棚にはいってるからそれも。インスタントだけどね。
それらを持ってキャリアーに移動。
一旦置いて気づいた。
スプーン、スプーン、っと……

「きゃあ!」
「うわぁっ!?」
「ん?」

なんだろう、結構大きな声だったけど。
棚に戻って手に取ったスプーンを戻すと白衣を引っ張るようにして軽めに正しながら保健室の外に出る。
普通なら中で待っているところだけど、聞こえた声が花を散らせたようだったから何だか不安でね。
はや足で声のしたほうに向かうと階段の脇辺りの廊下になのはちゃんと男の子が二人。
たぶん見た感じでは高学年の男の子かな。
なのはちゃんと一人の子が倒れていてもう一人の子は立ち尽くしている。
とりあえず泣きそうになっているなのはちゃんを立たせる。
なんでもなく立てたから大きな怪我はしてないみたい。
男の子も立ち上がってこうなってしまった状況をどもりながらも説明してくれた。
どうやらこの二人は階段から降りてすぐの曲がり角でなのはちゃんとぶつかったらしい。
降りた先には職員室があって呼び出しを受けたのを忘れていて急いでいたんだとか。

「こら、高学年の君たちが廊下を走っちゃダメでしょ!」
「はぁい……」
「ごめんなさい……」
「ほら、ちゃんとぶつかったなのはちゃんにも謝って!」
「「ごめんなさい……」」
「許してあげられる?」

目をこすりながらも小さく縦に首を振る少女。
この子は明るい明るいと言ってもまだひねれば折れてしまう小さな花だったのだ。
男の子たちは立ち去ろうとしていたが、さっき倒れていた子の方が擦り傷があるみたいで血の跡が見える。
たしかポケットに絆創膏が入ってたよね。
運がいいことに一個だけあるみたい。
入っていた絆創膏を男の子のひじに張ってあげると男の子たちは職員室に急いで入っていった。
さて、なのはちゃんだけど……

「いったん、保健室行こっか」

立ち尽くして両手を目に当てたなのはちゃんにしゃがんで手を差し伸べる。
まだ、泣いてるんだよね。
けど、それでも右手を伸ばしてくれた。
その手を一度両手で包んであげる。
あったかさが伝わるようにね。
少しばかり落ち着いたなのはちゃんを後ろ手に引いて保健室へと入る。

「温かいミルク、飲む?」

イスに座ってこくんとうなづく彼女の目にはまだ涙がたまっていた。
私は壁際にある小型の冷蔵庫から牛乳を取り出して棚からカップを出す。
不思議そうに私の手つきを見ている彼女。
どうしたのかとこっちからも目を向けてみると慌てて目をそらされた。
……なんかさびしいなぁ。
牛乳を入れたカップを電子レンジに入れてスイッチを入れる。
なんでかわからないけど入ったころからあったんだよね、この設備。

「なのはちゃん、次の授業遅れちゃうけど大丈夫だからね」
「え? 大丈夫って、何がですか……?」

なんだか的を得ないようだ。
うーん、どう言ったものだろう。

「ほら、出席。あとで私からも担任の先生に言っててあげるから」
「あ、はい。ありがとうございます……」

あ、この子もひざちょっとすりむいてるなぁ。
絆創膏、絆創膏……たしか机の引き出しに、っと、あった。

「はいっ」

座っているこの子のひざに絆創膏をペタリ。
もう大丈夫かな。
なんだかまだショックが抜けないみたい。
顔を覗き込んでみると金属を軽く叩いたような高い音が響く。
あ、できた。
電子レンジからやけどしないように注意深く、慎重にカップを取ってキャリアーに乗せる。
そういえば自分もコーヒー作ろうとしてたんだっけ。
ひとまずコーヒーは後回し。
あったかい、というかむしろ私からするとちょっと熱いミルクに砂糖を入れる。もちろんこれも棚にあるものだ。
息を吹きかけながらスプーンでよくかき混ぜる。
表面に膜が張ったけど、それは私がおいしくいただきました。
それにかき混ぜるうちに案外ちょうどいい温度になったのも確認できた。

「どうぞ」

ぷにぷにのやわらかい手が恐る恐るカップにのびる。
私としてはちょうどいいくらいなんだけど、どうだろう。
カップに触れた指がそのまま包み込んで一口飲む。

「おいしいです」
「そう、よかった」

あぁ、ほんとによかったぁ~~~
なんだかほんのりとした笑顔に気が緩んじゃうな。
ん、うつむいててよくわかんなかったけどほっぺたもすりむいてないかな?

「なのはちゃん、ちょっと横向いて?」
「はぁい」

ミルクをちょびちょび飲みながら回転イスで横を向くなのはちゃん。
あぁ、うん。このぐらいなら血も出てないし心配は無いけど……ふふっ、これでいっかな。
ミルクをひざで抱いているのを確認して彼女の顔に手を伸ばす。

「ひゃ、くすぐったい……」

あごの下に左手、右手は頭を押さえてほっぺたの怪我をしたところにキス。
というか舐めちゃった。
真っ赤になっちゃうのはやっぱりキスがどんなことか知ってるからかな?

「せ、先生がそんなことしていいんですか!?」
「と、言いますと?」

うん、なんだか我ながらイジワルだと思う。
けどこんな動揺してるなのはちゃんをみれるならこういうのもいいかな……

「そ、それは……なのはのほっぺにちゅーとか」
「ふふっ、大丈夫。ただ傷を舐めただけだから。消毒にもなるんだよ? あ、でもこれはあんまり他の人にはやんない方がいいかもね」
「やりませんっ! もう!」
「ははっ。でもね、私はなのはちゃんにはしてあげてもいいんだよ?」

不思議そうな顔してるなのはちゃんにもう一言。
これを言ったらどうなるかな。
もしかしたら嫌われちゃうかな?
けど言わずにはいられないよね。
こんなに大切で大事にしたい気持ちは。

「私は、なのはちゃんが大好きだから」

うーん、うつむかれちゃったか……予想はしてたけどいざとなると辛いなぁ。
ずっとカップのミルクを見て顔を上げてくれないし、嫌われちゃったか。

「わたしは……」

ゆっくりと言葉を探すように彼女は口を開く。

「怪我を治してくれてうれしくて、やさしいし、きれいだって思うし、だから、その、うぅ~……」

結局、見つからなかったみたい。
でもあんまり悪いことを言われてないってことは、嫌われてはいないんだよね。
信じちゃうよ?

「あははっ、無理しなくていいよ」
「むぅ~」

眉毛をへの字にして難しそうな顔をしている彼女はやっぱり本気で考えてくれてるんだろう。
どこまでかわいいんだろう、なのはちゃんは。
やっぱり私の目には狂いが無かったってことだよね。
こんなにかわいくて、まじめな子だもん。

「なのはちゃんが私をどんな風に思ってくれてるかっていう言葉、いつみつかってもいいように私はいつでもここにいるからね」

ふわりと妙に安心させてくれる笑顔をしてなのはちゃんが席を立つ。
持っていたカップは私の机の上に置かれた。

「わかった! たぶんここに来ていいってことはここがフェイト先生のお部屋だからきっとお友達なんだよ!」

うーん、なんだろう。きっと本人はわかってるんだろうけど、やっぱり言葉が足りない。
でもいいか。なのはちゃんはきっといっしょにいてくれる。
私の大好きって気持ちは揺るがないから、絶対にそうなるんだ。

「ねえ、飲みかけのホットミルクにコーヒーを混ぜて、カフェオレにしていっしょに飲もう?」
「うん」

緩やかに流れる保健室の時間には、もう退屈なんて言葉は無くなっていた。
スポンサーサイト

コメント

こんばんは。雪奈・長月です。
9×19のSSですか。
流石、羽様ですね。全体的に甘々な感じになってます。
これはまさしく、「愛」ですね♪



9フェイ×19なの

なのはさんは翠屋で働いているのですね。
これも本編でありえたかもしれない可能性の一つと言えなくも無いですね。
そして、フェイトさんとはやてさんは九歳ですか。
九歳フェイトさんはきっと恥ずかしがりやさんなのでしょうね。
九歳はやてさんはちょっとマセている感じですね。
十九歳なのはさん……もう捕まってしまいなさい。そして諜報部で拾ってあげましょう。
九歳フェイトさんの甘え具合はグハっときますね。
ほのぼのは良いですよね。内心は犯罪的ですが。



9なの×19フェイ

19歳フェイトさん。本当に子供が好きなんですね。
凄く女医が似合いそうですね。歩く道が一つでも違っていたら在り得た話ですね。
というか、凄くお母さん気質ですね。既に三児のママ(パパ?)に近いから当然でしょうか。
お姉さんという感じですから、ほんのり禁断の恋みたいな香りがしますね。
百合風味の上に禁断の恋ちっくな感じなのは、流石・・・・・羽様。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://featherjareru.blog79.fc2.com/tb.php/3-7d4089e9

«  | ホーム |  »

2017-03

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »

プロフィール

 

Author:風切 羽
あるチャットに出入りしてます
リクエスト受け付けているので是非
ちなみにこのブログはリンクフリーです
ご用の方は
hane.feather☆live.jp
☆を@にメールをどうぞー

 

FC2カウンター

 

 

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

 

 

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

 

QRコード

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。