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お嬢様と呼ばないで ~セクハラ神威スピンオフ~

どうも~

ネタミヤさん公認で掲載できました~ww
はい、お誕生日ってことでしたのでねw

ほんとはダメって言われるかとひやひやでしたww

内容的には微エロですので
ダメだ、早くこの人何とかしないとって思ってくださいw

ではどうぞ~




咲喜町のそんなにも大きくない普通の高校、咲喜高校。
ここでは今、ちょっとした騒ぎが起こっている。
それはある人物の誕生日なのだ。
宮根たゆ、咲喜高校1年生、身長は並程度だが整っていながらもあどけない顔立ちをしているかわいくて無性にいじりたくなってしまうおにゃのこ。
そんな彼女はある人物に追われて、いや多くの人に追われていた。
「お嬢~、受け取ってくださーい!」
「お嬢、待ってくださいー!」
「み、みなさん落ち着いてください~!」

追いかけているのは生徒たちだ。
学年は様々であり、なぜか中学生らしき者までいる。
ちなみにこの学校の生徒はバッジの微妙な色合いで学年がわかるようになっている。
だが、中学生は別だ。そもそも制服が違う。
それでも追いかけるものには一貫して共通するところがあった。
腕章だ。
それには「たゆお嬢様ファンクラブ」と書いてある。
このファンクラブは非公式なようだが中学校まで勢力を広げているようだ。
さらにそれぞれの追っ手の手には包装されたプレゼントと見られる箱。
たぶん誕生日のプレゼントなんだろうが、大勢の迫力に気おされて、たゆは今走っているのだ。
ただし、長いスカートがそんなに翻ることのないように押さえながら。
そんな一団の前にひとつの人陰。

「きょ、恭耶さん!?」
「不破恭耶、参ります」

たゆが人陰を通り過ぎ、急いで振り向くと宙に浮く男たちが目に入る。
そして視線を下に向けると真横に木刀を振り切った人物。
不破恭耶。
咲喜高校1年生、さらさらで長い黒髪がよく映えるやまとなでしこ美人だ。
たゆとは高校で出会って一目惚れ。
以来、部活もホープとして期待されていた剣道をやめ、たゆと同じ茶道部に入り、休み時間は今のような過激派のファンクラブなどの脅威に対する護衛として常にそばにいる。
だが本人からは「いい人なんだけど、ちょっとやりすぎかな」という発言もあるようだ。

「恭耶さん、何してるんですかっ!?」

たゆが叫ぶが恭耶は止まらない。
追っていた男達はあっという間に全員が宙に浮き、真っ逆さまに地面に落ちる。
まるで人柱。

「お嬢様にプレゼントしたいならわたしを倒してからにしなさい」

地に伏した男達にある種の挑発とも取れる言葉を吐くと、ゆったりたゆに近づく。
もはや動きがないために意識を失ったと思われた男集団だったが、恭耶の足音に反応したのか決死の表情をした一人の男が立ち上がった。

「っこんなこともあろうかと、厚着してきたんだぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁ」

意気込んだ男を一瞥することもなく、恭耶は横を通りすぎようとした無礼者の頭を打つ。
そのまま男は床を舐めることとなった。

「峰打ちです、安心してください。それにしてもまったく、これだから男の人は……」
「もう、峰も何もないですよ。大丈夫ですか?」

そのとおり、木刀なんだから峰も竜太もありはしない。
たゆは倒れた男の無事を確認しようと膝を折って口に手をかざす。
息はしているようだが意識はないようだ。
もし意識があったならばおとなしくはしていないだろう。

「ところでお嬢様」
「恭耶さんまでそう呼ぶぅ~」

たゆが何? と振り返った目の前には四角い箱。
もちろん倒れている男のものなんかではない。
男はしっかりと握り締めている。
となれば必然として恭耶のもの。

「あ、あの……これは?」
「はい、わたしからのお嬢様への……」

言葉の途中にして、突然たゆが走り始める。
それを追いかけようと腰を折っていた恭耶も頭を上げる。
だが、彼女は自分の肝心の欠点を忘れていた。
貧血なのだ。
あんなに激しい運動の後に急激な頭の上げ下げ。
彼女の視界は揺れに揺れ、よろよろとしゃがみこんでしまう。

「うー、お嬢様、なんでぇ……」

駆け出したたゆはどこへ行くとなく校門にたどり着いた。
申し訳ないと頭ではわかっていたのだが、プレゼントをもらう訳にはいかなかった。
追っ手はアレで全てだったようでまったくいない。
今まで、ほとんど休まずに走っていたのだ。
上がった息を整えようと学校の名前がぶら下がっている石柱に手をつく。

「た~ゆ~た~ん♪」

のほほんとした声に騙されてはいけない。
声の主の右手は胸、左手は腰に、丸くなった背中にのしかかるようにして頭は首筋に。
声だけで、もちろんわかるところだが一瞬だけ目を向けて確認する。

「ふやっ、センパイ!?」

元からほんのり赤かった顔を真っ赤にして逃れようともがく。
いつもならそのかぎりではないにしろ、今は運動したばかり。匂いなんてかがれたくはない。
だが右手の指が器用にそれぞれ動き始めると抵抗する力も弱まっていく。
たゆの胸中ではセンパイが鼻をひくつかせているのではないかとドキドキである。

「なんや、今日はたゆたんのエキスがたくさん出とるみたいや」
「センパイ、かがないで、やうっ」

胸を弄り回されながら首もとにぬめりとした感覚。
言葉を遮るようにされたそれは鎖骨まで届くかというところで引き上げられる。
ただ依然として胸を離す気はない。

「やわらかいし、甘いし、最高や~」

何かを言おうにも言葉が出ない。
すべてが熱を持った声に変わるだけだ。

「なんや、汗かいてるなんてシャツの湿り具合でわかるんよ~?」

ようやく胸を弄り回していた手が離れると、今度は指で胸から体の中心をすべるようになぞられていく。
服が薄く張り付き、すぐに離れる。
指はへそのくぼみに捉まる。
また、艶やかな声が漏れる。

「たゆたん、センパイって言うてほしいな~?」
「ん、センパイ……」

たゆの首が横に向けられ、センパイの顔が近づく。
唇と唇が触れ合うあと数cmというところ。

「そこで何をしている!! こ う づ き か む い !!」

校舎側、約10m、そんなところから大きな声で襲っている人物の名前が叫ばれた。
紅月神威、おにゃのこへの恋、もとい愛多き咲喜高校2年生女子である。
そう、女子である。女子なんである。
セクハラまがいなことをしていても女子である。

「あー、また出たか、恭ちゃん」

ポツリともらす言葉には感情と言うものの介入がなく、現状を確認しただけの響きがあった。
このふたりはよくよくけんかをする。
それも、たゆをめぐって。
神威がたゆとのスキンシップを取ろうとすると大抵恭耶が間に入る。
突破に尽力する神威だが、案外すり抜けることの方が多い。
それはやはり彼女が貧血の体質でちょくちょく保健室へと運ばれるからだ。

「ちょっとそこを動きなさんなー!」

大きな声を出して辛いのか頭を抱えてたゆと神威のいる方へゆっくり歩いてくる。
神威はその様子をけらけらと笑い、たゆはまだぽーっとしながらも不安そうに見ている。
そうして大体半分を超えたくらいだろうか、神威がたゆに向き合う。

「あんな……これ」

ポケットから取り出した小さな紙でできた袋。
少し膨らんでいるところをみると中に何か入っているようだ。
まじまじとたゆがその袋を見ていると神威が聞き取りづらい声で口を開く。

「いや、誕生日て聞いとったから、たいしたもんやなくて、安いもんなんやけどな。あ、あぁ! い、いらんかったら言うてな」

一息でよく続くものだと感心しながらたゆは笑顔になる。
照れくさそうにそっぽを向いて伸ばした手が左右に揺れている。

「今日、初めてのプレゼントです」

手を握って心からの感謝の言葉をまっすぐに伝える。
そらした瞳はたゆを捕らえないが、それでも感情がだだ漏れだ。
軽くたゆを腕の中に収めた神威はいつもの感じで「ほなっ」と挨拶をしてその場から逃げていった。

「紅月神威、また逃げられた。お嬢様、何かされませんでしたか!?」

気づくと恭耶がそばにいた。
受け取った袋を見えないようにポケットにしまうとそちらに向き直る。

「別に大丈夫でした」

少し残念そうで、それでいてちょっとすねた感じの返答。
それでもほっと胸をなでおろした恭耶が先ほどの四角い箱を目の前に出す。

「誕生日プレゼントです。さっきはいきなり走っていかれてしまったので、渡しそびれてしまいました」

そういえばとたゆが思い出す。
たしかに逃げてしまった。
だが、今ならしっかりと笑顔で受け取れる。

「ありがとう、恭耶さん」

心からお礼を言うと、名前の通りうやうやしく一礼した彼女は顔をほころばせて喜んだ。
だが、今のたゆには彼女の美しい笑顔とセンパイの照れくさい顔が見えていたのだった。
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