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交換SSのつづき~

はい、ですね

これはなんともいえませんので注意だけ(ww

・はやては俺の嫁! という方は見ないほうがよろしいかと存じます
・この痛い奴は誰なんだあぁん? みたいなのは反応に困りますw
・もはやこれは注意なのか?

こんなものなんでしょうか? わかりません

ですが雪奈さん、すごいですよねー
あんなに登場人物多いのにふつうにまわしてるって言う(あ、これは雪奈さんのブログのSSの話ですよ

さて、ちょっと緩衝材になる話題を挟みまして……いってみますか

ではどうぞ~


 陸士部隊捜査課所属の風切羽捜査官は一週間の諜報部研修を終え、居候している八神家への帰路についていた。
「一週間もかかっちゃったなぁ……」
 羽は八神家へと向かう道の途中で一人、夜空を見上げながらポツリと呟く。
 諜報部の極秘資料までが詰まった研究庫。通称『長月書房』の中で行われる諜報部研修。
 最短であれば三日で終了させられる研修なのだが、羽は終了までに一週間もかかってしまった。
 予定の二倍も掛かってしまった理由は、羽が少し欲を出してしまったからだ。
 所属する捜査課の部隊長にして、住んでいる家の家主である八神はやてをちゃんと護れるくらいに強くなりたいと思い……強い魔法を求めて、『長月書房』の地下に潜り過ぎたのだ。
 どうにか魔法を習得し、研究庫の入り口に戻ってきた時には既に一週間が経過していたのであった。
 これは怒られるだろうなぁと思いながらも、八神家の前にたどり着く羽。
 扉のドアノブに手をかけ、軽く引いたその時であった。
 いきなり家の扉が勝手に開き、中から何かが飛び込んできた。
「お帰りなさいませ。ご主人様っ♪」
 飛び込んできた何かは羽にいきなり抱きついた。
 それはこの家の家主であり、羽の上司であるはやてであった。
 何故か黒を基調としたロングスカートのメイド服を着ている。
 全くもって予想だにしていなかった事に対して驚きの余り、羽の口から唾が霧の様に噴き出される。
「ぶぅぅぅぅぅぅぅっ!」
「なんや? 反応鈍いでぇ~?」
 はやては羽が盛大に吹き出しただけでは満足していないのか、強く抱きしめる事で身体をより密着させてきた。
 一週間ぶりにはやてに会えて嬉しいやら。いきなり抱きしめられて驚くは。柔らかい身体が密着していて恥ずかしいやら。
 色んな感情が入り混じった羽は、顔には出さないものの、思考はかなりテンパっていた。
 思考を落ち着かせる事に務めながら、不満そうなはやてに言った。
「ちょっと……前にも、こんな事があった気がして……」
 確かに、はやてがもう少し小さかった頃。そう、羽が始めて八神家に来た時の事だ。
 はやてと、ザフィーラを含めたヴォルケンリッターがメイド服を着用し、軽く荷物をまとめてやって来た羽を出迎えたものだ。
 驚きとある種の嬉しさもあったのだが、強引にメイド服を着せられているザフィーラに同情してしまったのは言うまでもない。
 まさか大きくなったはやてがあの時のようにメイド服を着用して、出迎えてくるとは羽も思っていなかった。
 驚く羽の顔で何を考えているか悟ったはやては抱きしめている腕に軽く力を入れながら笑う。
「甘いでぇ~」
 笑いながら抱きしめてくるはやてに、羽は申し訳なさそうな顔をする。
 諜報部研修で疲れているのにこんな出迎えをされるのは嫌だったのかと考えたのだろう。はやては少し不安げな顔をしながら羽を見る。
 羽は軽く頭を下げ、はやてに囁くような小さな声で言った。
「一週間も掛かってしまいました……すみません」
 そこではやては抱きしめていた腕を緩め、そのまま羽の身体から離れた。
 流石に早く帰って来ない上に、聞きたくもない弱音を聞かされて怒ってしまったのであろうかと羽は考えた。
 しかしそれはある種の責任感によってネガティブ思考になっていた羽の杞憂でしかなかった。
 はやてはうな垂れる羽の顔に手を伸ばし、そっとその頬に触れ、撫で始めた。その仕草はまるで、可愛い子供をあやす母親のようでもあった。
 撫でる手を止めずに、羽を諭すようにはやては微笑みながら言う。
「そんな細かい事で落ち込んだらあかんよ」
 羽はその言葉に目頭が熱くなってしまった。いつも迷惑を掛けてしまっているのに、はやてはこんなに優しい。
 自分はその優しさにちゃんとお返しが出来ているのであろうか。
 険しい顔をする羽に、はやては苦笑するかのように口元を緩ませた。
「まぁ……そやけど…細かい事は後や。今は……」
 はやては愛する我が子を見る母親のように優しげな顔をする。
 そして再び羽の首に腕を回し、その身体をぎゅっと抱きしめながら囁くように言った。
「おかえり」
「……はい。はやてさん」



「今夜も星が綺麗やなぁ……」
「そうですね……」
 はやてが作ってくれた晩御飯を綺麗に平らげた羽はベランダに座りながら空を見上げていた。
 ベルベットの上に様々な宝石を散りばめたかのような澄んだ夜空に見惚れてしまった二人は外が少し冷えて寒くなった事を忘れてしまう。
「くしゅんっ!」
 いきなりはやての隣で大きなくしゃみをする羽。
 近くにあったティッシュを抜き、はやては羽の鼻から出ている鼻水を拭く。
 そして心配そうな顔をしながら羽を見るはやて。
「風邪かぁ?」
 はやてに鼻をかんで貰った事に恥ずかしさを感じながら羽は答えた。
「ちょっと、寒いようで」
 そう言った後に羽はまた小さくくしゃみする。
 冷え込んできた夜気に肌寒く感じ、身体も微かに震えていた。
「そうかぁ……」
 はやてはそう言って、いきなり立ち上がった。
 不思議そうな顔をする羽に何を感じたのか、はやては微笑みながら答えた。
「私はちょい、キッチン行ってるなぁ。ちょっと待っててぇな」
 きっとはやては、自分がいきなり立ち上がったせいで羽が不安になったのだと思ったのだろう。
 何故か、優しげな表情を浮かべながら羽の頭を撫で始めるはやて。
 羽は頭を撫でるはやてにくすぐったさを感じながらも、少しはにかんでいるかのような顔で頷いた。
「はい」
 羽は頬を紅潮させながら再び空を見上げる。冷たい夜気が羽の頬を撫で、熱くなった顔を冷やしていく。
 確かにはやてがいきなり立ち上がった事には羽も驚いたが、いきなりはやてが自身を放置して去ろうとしていると即決して不安になる程、精神的に脆いわけではなかった。
 むしろ、はやてに拾われた数年前に比べたら、精神面も肉体面も格段に強くなっていた。
 強くなる為に所属していた諜報部で、普通の人なら心が病んでしまうかのような光景で何でも見る事となった。
 強くなる為の過程の中で一度は死の淵まで追い込まれ、自身の存在が無くなってしまう事に恐怖し、例え無様な生き様でもしぶとく生きる覚悟をし、色々なものを駆使する事でなんとか此処まで来た。
  ―――自分はちゃんと誓いを果たしているのであろうか。
 はやてがキッチンで何かしているほんの一時だけ、羽は自分の代わりに死んでしまった相棒の事を思った。
 確かに相棒の死をある程度、受け入れる事が出来た自分は誓いを立てた。
 生きようとする姿が無様で醜くても、空の分までしぶとく生きると。
 自身の言葉によって心を縛り、自分自身の全てを縛り付けた。
 身体も、魂も、細胞の一片さえも、例外さえなく全てを自らの掲げる誓いで染め上げた。
 それを叶える過程の中には憤りもなければ、悲しみと言う物も存在しない。
 自身の肉も、心も、自らの存在とその誓約を証明する為の礎でしかない。
 誓いによって自身を縛る―――そういうものであった。
 しかし羽は心配であった。風切羽という存在に縛り付けたその誓いをちゃんと果たしているのか。
 その思考で頭が一杯になっていた羽は、マグカップを持って近づいてきたはやての存在に気づかなかった。
 考え事をしている羽の頬に、はやてはマグカップをくっつける。
「はい。ホットミルク。あったまるよ」
「……ありがとうございます」
 いきなり頬に熱い物を押し付けられて驚いた羽だが、はやての差し出してきたそのマグカップを受け取る。
 口に含むと甘さが口一杯に広がり、温かさがじわりと身体に染み込んでいく。
 羽はその甘さと温かさで身体に蓄積した疲れが溶けていくような感じがした。
「それと……」
 そっと羽の肩に少し大きな毛布をかけるはやて。夜気で冷えた身体が少しずつ温かくなっていく。
 片手にマグカップを持ったまま毛布の中に潜り込んがはやては羽と身を寄せ合う。
 はやては隣にいる羽と肩を触れ合わせ、頬を赤らめながら淡く微笑む。
「これで、あったかいなぁ」
「……そうですね」
 今まで以上に密着しているからか、羽の頬は仄かに赤い。きっと恥ずかしいのであろう。
 そんな羽の感情を悟っているのか悟っていないのか分からないが、はやてはニヤニヤと悪戯っぽい笑みを浮かべながら訊ねた。
「ご主人様。顔が赤いよ?」
「だから、ご主人様と言うの……止めません?」
「いやや」
 恥ずかしいのを紛らわす為か、苦笑いをしながらお願いする羽。
 しかし、はやては悪戯っぽい笑みを崩さずにそれを断った。
「……そうですか」
 半分ぐらい諦めが入ったと言うのもあるが、楽しげに笑うはやてに何も言えなくなってしまう羽。
 はやては恥ずかしそうにしている羽の顔を盗み見つつ、自分自身で作ったホットミルクを口に含む。
 そして夜空を見上げたはやては声を上げた。 
「ふふ……わあぁぁぁっ…」
 羽もその声につられて、はやてと一緒に再び空を見上げる。
 はやては目の前に広がる光景に、率直な感想を漏らした。
「きれぇ…」
 いろんな色の宝石を乗せたベルベットを敷いたかのように綺麗な空に浮かぶ光の帯。
 そこにあったのは―――第97管理外世界で『天の川』と呼ばれる物であった。
 天の川で輝く無数の淡い光はまるで生きているように思えた。
 細々と光るこの光全てが生きているからだ。そこにいる何かが精一杯の人生を歩んでいる。
 はるか宇宙に散らばる、今は小さな光の点。その光の一つ一つでも、そこで何かが確実に生きているのだ。
 羽はゆっくりと顔を戻し、既に温くなっているホットミルクを飲みながら、隣にいるはやての横顔を盗み見る。
 細く伸びたまつ毛に、微かに潤んでいる桃色の唇。
 そして、時期を思わせる様な滑らかそうな肌。
 月の光に照らされたはやての横顔が、羽にはとても神々しく見えた。
 既に羽の目は空に浮かぶ天の川ではなく、はやての横顔に行っていた。
「そやけど、急にごめんなぁ……疲れてんのに…」
 空を見上げたまま、いきなり話し始めたはやてに羽は身体をビクンと震わせて驚く。
 しかしはやては羽の動揺を何と感じ取ったのか分からないが、寂しげな顔をする。
「めい、わく……やったかぁ?」
 どうやら諜報部研修で疲弊しているのに、はやては付き合わせてしまった事を申し訳なく感じているようだ。
 迷惑を掛けているのはこっちなのに……と思った羽であったが、今はへこんでいるわけには行かなかった。
「いえ……」
 夜空を見上げる羽。空に散りばめられた星たちはまるで、志半ばで命を失った
者たちの胸に宿った輝きのようであった。
「こういうのも……悪くないかもしれません」
 羽の言葉に、はやての顔に驚きの色が広がった。そして顔を羽の方に向けたはやては淡い微笑みを浮かべた。
「うん。そんなら良かったぁ……」
 その時に浮かんでいたその微笑みは新生の部隊である陸士部隊捜査課を率いる女性部隊長。八神はやて二等陸佐ではなく……
 八神はやてという女性としての笑みであった。
 元の年齢より子供っぽく見えてしまうような悪戯っぽい笑みでありながらも、羽はその笑みに吸い込まれてしまう。
 自身の顔に見惚れている羽に、はやては艶っぽい笑みを浮かべる。
 さっきまでは子供っぽさがあったが、今の笑みは男の性欲を揺さぶる娼婦ような大人っぽさがあった。
「少しは元気になったようやね」
「はやてさんの作ってくれたホットミルクのおかげです」
 はやての笑みを直視出来なくなった羽は誤魔化すようにホットミルクを啜る。
 羽の思考をある程度感じ取ったはやては悪戯っぽい笑みを浮かべつつ、茶化すように言った。
「もしかして寂しかったんかなぁ?」
「!?」
 その言葉に、同様の余り身体を硬直させる羽。
 ほとんど身体が密着しているはやては羽の動揺が分かり、ニヤリと笑いながら訊ねた。
「どうなん……? 羽」
「……はい」
 あっさりとその言葉を肯定する羽。
 『長月書房』で資料を探している時も、そこの住人と交戦している時も、羽の頭には―――はやての事があった。
 公私問わず、はやてといる時間が多い羽としては少し寂しさを感じていてのだ。
 はやてはそのネタでしばらく羽を茶化そうと考えたのか、あっさりと肯定された事に対して顔を赤らめながら驚いた。
 かなり動揺しているのであろう。身体をもぞもぞさせながら小さい声で呟くように自身の心を吐露する。
「そうかぁ……私も一人で待っている時はちょう寂しかったし…」
「……え?」
 羽は聞き間違いではないかと思った。羽がいない時、はやては一人でいる事が多い。
 彼女の秘書官的な位置にいるリインや羽も、捜査現場へ向かっている事が多い。
 これが少数精鋭の部隊に存在する致命的なリスクでもあった。
 その状態が多いとは言え、一人でいるのは寂しいと、はやては言った。
 もしそうだったら―――
「あっ! なんでもないっ!」
「……そうですか」
 色んな意味で驚いてしまった羽の顔を見て、はやては慌てて言い直す。
 いきなり告白じみた言葉を聞かされて驚いた羽であったが、はやてが自身の心情を隠してしまった事が残念だと思った。
 そんな事を考えている脇で、はやてはすぐに何かを思い出したような声を上げた。
「あ……」
「今度はどうしたんですか?」
 羽は今度こそ、はやての想いを受けとめようと意気込む。
 はやては問題を間違えた子供のように恥ずかしそうな顔をしながら言った。
「さっき、ご主人様って……言い忘れとった」
「いいですよ……そんな事」
 予想外の言葉ではあったが、どうでも良い事事だと感じた羽は少し残念な溜め息を漏らしながらそう返す。
「そうかぁ」
 流石のはやてもどうでも良い事を言ってしまったと思ったのか、苦笑いしている。
 自らの失敗を笑い飛ばしているはやてとは正反対に、羽は真剣そうな感じのする顔に変わっていた。
「はやてさん」
「なんやぁ?」
 笑い過ぎて目に涙が浮かんでいるはやては羽の方を見る。
 羽はゆっくりと頭を下げ、小さな声で謝罪した。
「ごめんなさい」
「……何が?」
 意味が良く分からないと言ったように首を傾げるはやて。
 しかし謝っている羽本人はそう思ってはいないようだ。
「研修が長引いてしまって…その……一人にさせてしまって」
「平気や」
 それでも羽は寂しかったと言うはやてに申し訳なさを感じていた。
 人の前では気丈に振舞うはやてであるが、一人でいるという状況を避けようとしている節がある。
 しかし羽は諜報部研修が長引いてしまったせいで、はやてに寂しいと感じさせてしまった事に申し訳なさを感じていた。
 ある種の罪悪感で頭を下げる羽に、はやては言った。
「謝らんでええって……」
 そう言って、はやては羽の身体を抱きしめた。
 まるでその姿は一人が怖くて泣く子供を抱きしめる事で安心させようとする母親のようであった。
「ええよ。みんな、わかってる……」
 少し前に、はやてが作ったホットミルクを飲んだ時のように、その優しい言葉は羽に染み込んで行く。
 そして羽の落ち掛けている心をじんわりと温めていく。
「……私は、今のままでも……十分、幸せや」
 最後に呟いた言葉は羽を安心させる為の言葉であったが、自身に言い聞かせているようにも思えた。
 はやては笑顔を浮かべながら更に付け加えた。
「それに、今は何より……ご主人様がおるからな」
「だから……恥ずかしいから、止めて下さいよぉ…」
 頬を紅潮させながらも、凄く嫌そうな顔をする羽。
「あっは……」
 恥ずかしそうにする羽に、はやては楽しそうに笑った。
 そしてはやても頬を紅潮させ、羽に顔を近づける。
「ほんなら…今は、二人だけやから…」
 途中で言葉を切るはやて。次の言葉を口に出す事を躊躇っているようであった。
 しばらく間を置いてから、はやては言葉を選びながら言った。
「私が甘えても、誰にもばれたりせぇへんな?」
「まぁ……そうですね」
 羽は顔をより赤くしながら、はやての言葉に首肯した。その顔はトマトのようにも思えた。
 少し頷かれると思わなかったのか、はやては頭から湯気が出てくるのではないかと思うくらい赤くなる。
 そして、はやては蚊の泣くようなか細い声で羽に言った。
「だっこ……」
「……はい?」
 余りにも小さい声に何と言ったのか聞き取れなかった羽は首を傾げる。
 改めて言うのは恥ずかしいのか、はやては俯きながら言いよどむ。
「なんや…その……」
 羽は早く言うように急かそうとはせず、はやてが言い出す事を待つ。
 既にホットミルクではなく、ただの甘い牛乳と化した液体を飲みながらはやてを眺める。
 そして勢い良く顔を起こすはやて。その顔には決心と言う物が出来ていた。
「だっこして……くれるか?」
「良いですよ」
 マグカップを脇に置き、あっさりと了承する羽。
 まだ少し恥ずかしそうな顔でありながらも、はやては羽の膝の上に乗る。
 はやてを後ろから抱きしめつつ、羽は毛布で自分たちを包み込む。
 身体を密着させる事でより温かくなったはやては幸せそうな声を漏らす。
「ふわぁ……やっぱりご主人様の抱き心地はええなぁ」
「まあ、こんなボクで…いいんなら……」
 やはり後ろからはやてを実際に抱くのは恥ずかしいのか、顔を赤らめた状態で言葉を濁す羽。
 はやては羽の胸板に頬を擦りつけながら呟く。
「ごっつふかふかで、心が安らぐ……」
 密着しているせいでお互いの心臓の音が聞こえた。
 抱いている羽自身の心音とはやての心臓の音。
 どちらの心臓も、早鐘の様に早いリズムを刻む。
 羽は何も言えず、口も開く事も出来ない。
 はやては羽によしかかりながら、顔をこすり付けている。
 ただ、時間だけがゆっくりと過ぎ去っていく。
 沈黙だけがベランダという空間を液体の様に満たしていった。
「あったかくて、ええ匂いやしなぁ……」
 顔をこすり付けるその仕草はまるで猫のようだと思った。
 時々気まぐれな所があるけど、とっても人懐っこい。それでいて、心中は誰にも悟らせない。
 そう考えた瞬間、脳裏に自身を『淫乱神風運開切百合羽にゃんこ縁結び大明神』と呼んでくる諜報部部隊長の顔が思い浮かんだ羽。
 ニヤニヤと楽しそうに笑う者の顔を思考の外にはじき出す。
 こんな時に別の女性の事を考えるのはとても無粋な事だ。
 羽はそんな事を考えつつ、はやてに言葉を返した。
「いや、はやてさんの方が良い匂いがします」
 その告白じみた言葉によって、はやての顔がまた赤くなっていく。
 非難すると言うより、恥ずかしさを吐露するかのようにはやては言った。
「羽の……えっち…」
「何でですか!?」
 はやてにえっちと言われて、動揺する羽。
「ふふ…でも……ありがとぉ…」
 そんな羽をクスクスと笑いながら、はやては嬉しそうに言った。
 羽の胸に頭を乗せながらよしかかっていたはやてが突然、こんな事を言った。
「私は羽が好きや」
「ボクもです」
 いつもの冗談だと思った羽は何の躊躇いもなく、はやてにそう返した。
 その言葉にはやては一瞬だけ驚いたが、嬉しそうな顔でもう一度繰り返した。
「私も好きぃ……」
「……はい」
 流石に冗談で無いかもしれないと思った羽はさっきより勢いが無くなったような声で返答した。
 返答してくれた事自体が嬉しいらしく、はやては遂に羽へ抱きついた。
「ふふっ……めっちゃ好きっ!」
「はやてさんっ! いきなり抱きついてこないで下さいっ!」
 腰を軽く捻る事で首の後ろにに腕を回され、抱きつかれた羽は顔から湯気が出るんじゃないかと思うくらい真っ赤になりながら動揺する。
 しかしはやては羽の仕草一つ一つに嬉しさを覚えるのか、楽しそうな声を上げながら更に抱きついてきた。
 はやての柔らかい胸が押し付けられ、激しくじゃれ付かれる羽。
 その勢いによってバランスが崩れ、そのままの体勢が保てなくなってしまう。
 結果的に床へと押し倒されてしまった羽は、自身の身体の上に乗りながらじっと見つめてくるはやてを見ながら言った。
「ボクも好きです……はやてさんの事」
 ほとんど身体が密着した状態で羽から告白じみた言葉を言われたはやては驚いたような顔をする。
 そして、顔を赤らめながらも嬉しそうな声を上げた。
「ふふっ! そんなら良かった。」



「ふわ…はぁっ……」
「大丈夫ですか?」
 眠気まなこを擦りながら欠伸をするはやてを見る羽。
 可愛らしく目を擦っているはやては明らかに眠そうであった。
 まさか、寂しいと言った自分の為に眠くても出来るだけ側にいようとしているのであろうか。
 そんな事を考えている羽に、少し恥ずかしそうに苦笑しながらはやては答える。
「ふふっ……あかん。ゆうべは徹夜してもうて…今日、睡眠時間が足りてない」
「なら……」
 ベッドで眠れば良いのではと、羽が言おうとしたその時であった。
 羽の方に身体を倒したはやてはそのまま寄りかかる。
 いきなりの事に驚いて暴れようとする羽に、はやては瞼を閉じながら言った。
「ちょう…休ませて貰うな……」
 まあ良いかと思いつつ、はやてのされるがままにされる羽。
 しかし接着した状態で毛布に包まっているからか、身体があったかくなってきた。
 ゆっくり。羽が視線を隣に向けると、そこにあるのは大切な人の寝顔。
 綺麗と感じさせながらも余りにも愛らしく、大人っぽいと言うより子供っぽいはやての寝顔が間近にある羽はどぎまぎしながらも赤面してしまう。
 そして羽は既に毛布のおかげで暖かいのか、羞恥のせいで血行が良くなって熱くなっているのか分からなくなっていた。
 はやての脇でどうすれば良いか分からなくなっている羽は頭から湯気が出るのではないかと思うくらい赤面しながら硬直する。
 真剣な顔つきで羽は込み上げて来る性欲を精神と意識を集中させる事で押さえつける。
 自分は―――
 はやてさんの枕はやてさんの枕はやてさんの枕はやてさんの枕はやてさんの枕はやてさんの枕はやてさんの枕はやてさんの枕はやてさんの枕はやてさんの枕はやてさ……
 精神や意識を集中させていても、明らかに何かが駄々漏れになっている羽。
 色んな意味で今の羽は素直になっているのかもしれない。人間と言う獣の―――雄として。
 獣になりかけている羽の脇で、薄く瞼を開けたはやては眠気混じりの声で言った。
「…ちょっと…お願い、しても…ええか?」
「えっと……ボクに出来る事なら」
 寝ていたと思っていたはやてにいきなり話しかけられた事に驚きながらも羽は反応する。
 まだ少し寝ぼけているらしく、はやてはうっすらと目を開けながら言った。
「ベッドまで運んでくれるか?」
「良いですよ」
 その言葉で安心したはやては再び瞼を閉じる。
 やはり捜査課の仕事で蓄積していた疲労があがなう事が出来ないくらいの強い眠気となっているのであろう。
「……ありがとぉっ…」
 そして瞼を閉じたはやては再び寝息を立てながら寝入ってしまった。
 羽はかけられた毛布から抜け出し、自身の身体に肉体強化の魔法をかける。
 男として少し恥ずかしいまねをしているのかもしれないが、羽にとっては上司であり、大切な人でもあるはやてをちゃんとしたベッドで眠らせてあげたかった。
 はやてが眠っている為、どうにか抱きかかえた身体を支えるために羽は重心を調整しながら歩き出す。
 しかし、はやてを落とさないように意識しているせいで逆に激しく揺れている。
 揺れで目を覚まさせたらしく、はやては瞼を擦りながら訊ねた。
「もしかして……重い?」
「いいえ……とっても軽いです。ちゃんと食べるか心配になるくらい」
 心配そうなはやての声に羽は笑みをこぼし、安心させるように答える。
 しかしはやてはまゆを微かに動かしながら怒った。
「ちゃんと食べとるわぁっ! 失礼なっ…」
 そう言って、はやては羽から視線をそらしてしまう。そしてその頬は赤かった。
 羽は子供っぽくむくれているはやても可愛いと思いながらも少し困ってしまう。
 出来るだけはやてを刺激しないようにしながら羽は声を掛ける。
「はやてさん? もしかして……怒ってますか?」
 その言葉によって、はやては慌てて羽の方に向いた。
 羽の腕の中でじたばたと暴れながら弁解をするはやて。
「ええよ。全然、怒ってへんよ」
 安心の余り、羽は安堵で胸を撫で下ろす。
 あらゆる物を失った羽に残された物は、夜天の王のみ。
 彼女に愛想をつかされたら、どこに行けば良いのだろうか。
 そんな事を考える羽の腕で楽しそうに笑みを浮かべているはやては言った。
「ふふっ……やっぱり、羽も男の子なんやなぁ…」
 その言葉に羽は妙にくすぐったさを感じ、はやての笑顔に見入ってしまう。
 見つめられる事が恥ずかしいのであろう。はやても頬を赤らめながら見つめ返す。
 照れくさいのか、お互いに顔を隠すように俯いてしまう羽とはやて。
 言葉に迷っているはやてに、羽は言いづらいのか少しぼそぼそとした口調で言った。
「そんな事言うと……理性が……」
 羽が何を言いたいのか察知したはやては頬を紅潮させたまましどろもどろになる。
「なんや…その……」
 何を言いたいのかいまいち分からない羽は軽く首を傾げる。
 はにかみながらも、はやては羽に言った。
「ご主人様を信じてますから……」
 その言葉で羽は硬直する。そう言ったはやてがとても子供っぽくて可愛らしいと感じたからだ。
 よくいじられているから、はやての方が年上だと思われがちだが、実際の年齢は羽の方が一つ年上であった。
 羽は実際に妹がいたら、こんな感じだったのかなとしみじみ思う。
 実際の所、羽にはちょっと現実離れした優しさを持つ静音と、サディスティックな意味で現実離れしているけど刹那主義で脆いある樹璃という二人の姉がいた。
 しかしその下には弟や妹がいないため、羽が風切家の末っ子に当たる。
 もしはやてが妹だったら、どうなっていただろうか。何か変わっていたであろうか。
 はやてを抱きかかえた状態で和みつつ、もしもの事をのんびりと考える羽。
 やはり眠くて仕方ないらしく、はやては瞼を擦りながら言った。
「……じゃあ。ベッドまで……お願いしてもええか?」
 現実の世界に引き戻された羽は、ゆっくりと頷いた。
「おおきになぁ……」
 お礼を良いながら、再び欠伸をするはやて。よっぽど疲れが溜まっていたのであろう。
 羽も三日で帰るような事を諜報部研修の前に言っていたから、余計心配させてしまっていたというのもある。
「ふわっ…はぁっ…んん~。ほなら…ベッドまで…しゅっぱぁっつ……」
 出来るだけ眠気を覚まさないように注意しながら羽は、はやての部屋をへと向かう。
 はやてを抱えているだけの状態で歩いているせいでフラフラしている羽であったが、逆にその揺れがゆりかごのように感じるらしい。
 羽が不安定な歩き方をしているにもかかわらず、はやては腕の中で寝息を立てながら眠っていた。
 いつもより時間をかけて、はやての部屋へとたどり着く羽。
 ちょっとした操作魔法で部屋の戸をゆっくりと開け、一人で寝るには少し大きなベッドへと歩いていく。
 時折、はやてが羽に一緒に寝て欲しいと言うことがあり、強引に添い寝させられた事があった。
 もしかすると誰かと添い寝をするためにあえて、大きいベッドを買ったのではないかと羽は考えている。
 抱きかかえていたはやてをベッドへとゆっくりと下ろす羽。
 そして、彼女にシーツをかけた。
「んっ……ふぅ…」
 今度は深い眠りに入っているらしく、はやては起きるような事はなかった。
 羽は蚊の鳴くような、とても小さい声ではやてに言った。
「おやすみなさい。はやてさん」
「……おやすみな…」
 そしてはやても寝言らしき声で羽に返した。
 羽はクスリと笑いながら、はやての部屋を後にする。



 はやてをベッドまで運んだ羽は、窓のさんに胡坐の状態で腰掛け、夜空を見上げていた。
 少し暗さが増した空に輝く星がとても綺麗であった。
 今も腰に差している二振りの武器を抜く羽。
 陸士部隊捜査課所属の捜査員、風切羽を『双連比翼キズナ』という二つ名で言わしめている二振りのデバイス。
 炎属性の魔法に特化された刀型デバイス『Heat by melodyヒート・バイ・メロディ』―――ヒメ。
 凍結属性の魔法に特化した剣型デバイス『Rule of heartルール・オブ・ハート』―――ハル。
 羽と共に死線を潜り抜け、陸士部隊捜査課だけではなく管理局内でも『双連比翼キズナ』の名を轟かせるまでになった今でも彼と共に歩み続ける相棒たち。
 両手にそれぞれのデバイスを握った羽はぼそりと呟いた。
「フォルム……ヴェアトラグ」
 その一言によって『ヒメ』と『ハル』の刀身が消失し、羽の手の中にはそれらの柄だけが残る。
 『ヒメ』と『ハル』と柄同士をくっ付け合わせた瞬間、握りこぶし四つ分の長さを持った柄へと変わった。
 羽がそれを構えるとその先に魔力が集束し、長めの黒い刀身が生み出される。
 野太刀を思わせる長い刀こそが風切羽の切り札である『双聖ツヴァイフェアシュプレーゼ』。
 その真っ黒な刀が持つ正式な刀号は『夜天』。刻まれた銘は『双連比翼』。
 夜空のような真っ黒な刀身も印象的であったが、最も印象的なのはそれに刻まれた特殊な紋章。
 羽がそれに魔力を込めると、剣にも翼にも取れるその紋章を中心に魔力光が帯びる。
 付け根は冷気を思わせる蒼色に染まり、切っ先に行くにつれて炎を思わせる紅色に染まっていく。
 『双連比翼』を作る為に刀の鍛え方を羽に教えた刀匠の椿によると、ごく稀にそんな刀が生まれる事があるらしい。
 ―――強い想いを込めて作った道具に特殊な現象が生まれるなんて、まるで先天性古代遺失物能力者インヒレントロストロギアみたいだね。
 『堕花』という刀号を持った刀匠であり、神楽御天乃緋剣流を作った剣士である椿は、羽の鍛えた刀―――夜天『双連比翼』を見ながらそんな感想を漏らした。
 鎚に想いを込めながら金属を叩く事で、それに想いを込める事で生み出された特別な何かを持った武具。
 狂気じみた願いや想いによって能力を生み出し、世界にある種の奇跡をもたらしてしまう先天性古代遺失物能力者インヒレントロストロギア
 想いが込められた特殊な武器と先天性古代遺失物能力者インヒレントロストロギア。その二つにどのような違いが存在しているのであろうか。
 それに椿と言う女性は昔から刀匠であったわけではなく、昔は剣士であった。
 彼女には腕を一本持って行かれようとも、倒したかった敵がいたらしい。
 そして、その願望によって椿は『舞刀エアリアルブレイド』の能力に目覚め、神楽御天乃緋剣流のモデルとなる流派の門を叩いた。
 発現させた『舞刀エアリアルブレイド』とその流派の技を持って、彼女は人生の目標でもあった敵を倒す。
 しかし目標を果たした彼女に残っていたのは―――
 ある種の虚無感と、目標を倒す為の過程の中で斬った肉の感触と、能力の代償によって握力を失いかけた片手だけであった。
 そこで椿は生きる事に絶望する事無く、自身の刀を作った鍛冶師の下に弟子入り。
 刀鍛冶の技と刀号『堕花』を手にした彼女は様々な者の使う武具を鍛え、それと一緒にある種の趣味として神楽御天乃緋剣流の技を教えてきたらしい。
 『双連比翼』を見ながら、椿は自身を嘲笑するかのように羽に言った。
 信念・存在理由・仲間・恋人……とにかく、何でも良い。守らないといけないものを持て。
 例え、どんなに力があっても……守るものがなければ……意味がない。
 そして、自分の一番大事な物をなくさないようにしろ……そしてもっと大切な物できたなら、次はそれをなくさないようにしろ―――と。
 羽は自分自身で鍛えた『双連比翼』を見ながら思う。
 例え―――世界や友人たちが八神はやてを見捨てたとしても、自分だけは彼女の側にいようと。
 自分は、はやてさんの手を取ろうと。彼女が自分の手を取ってくれたように。
 その結末が血の臭いしかしない現実と言う地獄を歩く事になっていたとしても。
 はやてさんを想う心が変わらない事がない限り―――彼女の側にいようと。
「羽……そんな所にいたんか……」
 背後から女性らしき声が聞こえた。
 首を動かす事でそちらへと視線をむけると、そこにはシーツを身体に巻きつけたはやてがいた。
「……眠れないのですか?」
「ちょっと……忘れていた事があってな」
 軽く首を傾げながら訊ねる羽に、はやてはそう言って笑った。
 暗くてよくは見えないが、その頬は微かに朱に帯びている。
 はやてはシーツを纏ったまま歩み寄り、羽の前まで来るとしゃがみこんだ。
 羽に顔を近づけたはやては、少し恥ずかしそうな顔をしながら言った。
「お休みのチュー」
 その一言に、羽の思考はほんの数秒だけフリーズした。
 茶化した感じならばよくあったが、こんな告白じみたケースは初めてだったからだ。
 時間が止まったかのようにゆっくりと瞬きを繰り返す羽に、はやては艶っぽく笑う。
「ほらほら」
 お休みのキスと言う事は、頬や額で良いのであろうか。
 唇にするわけではないと分かっていてもそれなりに恥ずかしい。
 しばらく時間をかけて、覚悟を決めた羽はじっと自分を見つめてくるはやてに顔を近づけていく。
 その時であった。はやてはいきなり羽の首に腕を回し、いきなり抱きしめた。
「……んっ」
 はやての起こした突発的な行動によって強引に顔を近づけさせられ、押し付け合うような感じにお互いの唇が触れ合う。
 緊張からか、羽は唇が触れ合った時間がとても長く感じられた。
 ゆっくりと唇を離したはやては淡い笑みを見せる。
「ありがとうな……今夜は良い夢が見れそうや」
 頬を赤らめながら笑うはやてはまるで、告白が成功した事を喜ぶ女の子のようであった。
 笑顔でそんな事を言われると、羽も何も言えなくなってしまう。
 いや。それどころか羽はキスの余韻で、はやての言葉などほとんど耳に入っていなかった。
 顔を真っ赤にしながら放心する羽を見て、はやてはクスクスと笑った。
「とりあえず……おやすみ」
 そう言って、はやては放心している羽の膝に頭を乗せ、身体を丸めながら眠り始める。
 寝つきが良いのか、それとも羽の側が安心するのか、すぐにはやてから寝息が聞こえてきた。
 きっと羽が我に返ったら、頭から湯気が上がるんじゃないかと思うくらい真っ赤になるだろう。

 だから今は、つかの間の平穏
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