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えー、ぶっちゃけ主人公の名前で分かる人は……

こんばんは
なんだかこの前の更新から日が空いてしまいました。

気をつけないと……w

さて今回の更新はまたオリジナルです。
はい、タイトルどおり分かる人はわかっちゃうんじゃないでしょうか

まあ、今回のからなんだか百合の人とか言われ始めた気がしますね。
「神威のセクハラ的日常生活」ですどうぞ




ここはよくある街の代表ともされる街、咲喜町(さきまち)。
山があり、川があり、高台がある。そしてそれらからは季節の移り変わりがありありと感じられる。春は穏やかに温かく、夏は日が照りつけ、秋には山がにぎやかに色づき、冬は雪でうっすらと化粧を施し姿を変える。
そんな街で強いて変わっていることをあげるとするならば、それはこの少女がいることだろう―――

ほのぼのとした空気が気だるくも感じる学校の時間。
その少女はいつもと変わらず

「おはよ~ってことで、今日もかわいいうなじしてるんな~、たゆたん」
「ひぁ、あ、ありがとうございます、紅月先輩」

セクハラをしていた。
彼女の名前は紅月神威。
おにゃのこへの恋、もとい愛多き咲喜高校2年生女子である。
そして今、毒牙にかかっているのは同じ高校に通う1年生、宮根たゆ。
身長は並程度だが整っていながらもあどけない顔立ちをしている。
神威曰く、かわいくていじりたくなってしまうおにゃのこ。
移動教室で戻ってきたところを通りがかりの神威に後ろから捕まり、現在に至る。(神威的セクハラの捕縛率NO,1)

「紅月やなくてか・む・いって呼んでほしいな~」

たゆのセミロングの後ろ髪を指ですくい、観察する神威。
軽口を叩いてみるが左手は肩を抱き締めるように巻き付いて逃がす気は無く、右手は遊ぶように髪をすく。
逃げるそぶりを見せないたゆはむしろ体を預けている様でもある。
小脇に挟んだ教科書などの荷物を落とさない様に右手を添えているが、神威が動きを見せる度に荷物から弾けるように手が離れてしまう。
顔は耐えているのかほほを染めて片目をつぶっている。

「あぅっ、ぁ、先輩、そんなに髪を……うゅ、んうぅ~、首を、撫でるんですかぁ」

すいていた指を髪に差し込むようにして首に這わせる。
細い首筋をゆったりと撫でるにしたがってか細い声がたゆの口からこぼれる。
それは神威を自然と煽り、周りを見えなくしていく。

「ん、もう舐めてあげたいくらいやぁ……」

耳にかかった髪を避け、吐息がかかるほどに顔を近づける。

「んぁっ、はぁ…はぁ…神威センパイ……」

たゆは顔を傾けて若干の抵抗を見せるがそれは抵抗でも何でもなく神威を刺激する起爆剤に他ならない。
湧き上がる衝動に神威は抵抗しない。むしろおにゃのこへの愛を抑えようとしたことなんて無い。
だから耳の裏あたりの髪を鼻の先でかき分け、首筋に口が触れるように持っていく。
身をよがらせるのはくすぐったいという意思表示なんだろう。
もういてもたってもいられない神威は「そんなかわゆいたゆたんをおいしくいただいてあげようじゃないか」と舌を出した。

「神威、ここは学校でまだ2,3時間目の間の休憩時間ですよ」

のだが真後ろから聞き覚えのある声に止められることになった。

「え~、時間も場所も関係ないや~ん。それにここは押し切ってまうとこやろ?」

なんとなくな自己解釈と強引な物言いで事に移ろうとひっこめた舌を出す。
そして声をかけた人物はため息を一つ吐くと神威の肩を押さえる。

「へえ、いったいそれはどう考えてそんな結論に至ったんでしょうか? それにそろそろ先生が教室に来てしまいます。どうやらそちらの方は一年生のようですしどちらにしても戻らなくてはいけないでしょう?」
「んむむむ……しょうがないかぁ、ごめんなたゆたん」

抱きしめながら神威が最初こそ心の底から残念そうにつぶやいた。

「このつづきはまたあとでなぁ」
「……はい」

だが次の句に移ると簡単にからからと笑いながら腕を離す。
ふわふわと視線の定まらないたゆは顔を赤らめつつもやわらかく返事を返した。
そして離れた神威は現れた人物と階段を上っていく。

「そういえば雪ちゃん、わざわざ呼びに来てくれたんやね」

今神威といっしょに歩いている生徒の名は水無月雪奈。
クラスメイトであり、他の子よりもショートカットが似合っている(と神威がお気に入りの)おにゃのこである。

「いえ、別に用もあったのでただの偶然です」
「ふぅーん?」

若干にやけながら雪奈を見る神威。
前を向いていた雪奈が横目でそれに気づくと、顔をほんのり赤くしながらまくしたてた。

「な、なんですかその顔は!? だから私は別の用があってその通りがかりにあなたとさっきの子がくっついているのを見つけて、それでそろそろ時間だってことを伝えに行ったってだけです!」

言い終わると前を向き直し、顔を赤くしながら軽く息を切らして歩き続ける。

「まあまあ、別にそない悪いことしてくれたなんて思ってないし」
「…その割りには名残惜しそうでしたけど」

にやにやした顔をそのままに雪奈をなだめる。
多少落ち着いた雪奈が軽くうつむきながらぽつりとつぶやいた。

「ん? ごめん、聞こえへんかったんやけど」

神威に聞き取れる声ではなかったようだ。
聞こえなくて安心したような、腹立たしいような難しい顔でまたつぶやく。

「……なんでもないです」
「???」

ちょうど教室の前に着いた二人は扉を開ける。
まだざわついた教室。
どこのクラスも似たようなものだが立って話しているようなものも多い。
その間を縫って歩く。
そして隣同士のお互いの席へと着いて授業の道具をいそいそと出し始める。

「雪ちゃん、そういえば今日の数学の予習てやった?」
「それはやりましたけど、いきなりなんですか?」

不思議そうな顔で雪奈は作り笑いの神威を見るがコンマ一秒でこの言葉の意図を読む。
そして二人は同時に口を開いて言葉を放つ。

『見』「や」『し』「で」『て』「す」

完璧なユニゾン。
だが同時に起こったことというのは完璧に把握することはむずかしい。
話していることに気を取られて聞いていることがおろそかになるというのは良くある話だ。

「えっと……もう一回言うてくれる?」
「やです」
「いや、そこは否定するとことちがうよ。意地悪言わんで、な?」
「だから、「イヤだ」と言ったんです」

疎かになっていたというのはどうやら杞憂に終わったらしい。
せっかく聞いてみたものの合っていて無駄骨だったというのもよくある話である。

「えぇ~、だって今日うちあたりそうなんよー!?」
「そんなの知りません。そこまでわかっていてなんで予習を忘れるんですか!」
「おお、よくうちがやってないってわかったなぁ。すごいわ~」
「そんなの、隣にいるんだから大体わかるに決まってるじゃないですか」

雪奈は背もたれに寄りかかるようにして控えめに胸を張る。

「いやいや、ほんまにすごいって」
「そ、そんな、だから別にすごいとか、ほんと別に……」

今度は顔を赤くして少しうつむき気味に手遊びをしている。

「うちは、ほんまにすごいと思うとる人にしかすごいなんて言わん」

不意に雪奈のあごに指が伸び、ついと神威の方に顔が向く。
神威の顔はにやけたものではなく、自信に満ちている笑顔。
いつの間にか腰を上げて近づいていた神威が鼻先が触れそうなほどに顔を寄せて余った指で雪奈の顔の輪郭を撫でる。
短い声が雪奈の口の端からこぼれてくるがまわりは雑談に夢中らしく気づく気配は無い。
だが神威が顔をゆっくりと近づけていくと正気を取り戻し、りんごよりも顔を赤くさせてぱたぱたと自分の机の上にあるノートを拾い上げてお互いの顔の間に挟む。

「し、仕方ないからこのノート見せてあげます」
「ほんまに!」

驚きと同時にノートを受け取り、顔を離して席に着く神威。

「こっ、今回だけですから……」
「ありがとな」

雪奈は顔をそらしつつもぱらぱらと教科書のページをめくりながら、うれしそうに笑ってお礼を言う神威を横目で見る。
肩をなで下ろした雪奈は視線を落として気持ちを落ち着ける。

「これはただ神威が当たりそうだから当たったら大変で貸してあげたわけであって、そう、別に他意はないんです……」

そして神威がノートを写し終わるとちょうどよく先生が入ってきて授業を始めることとなった。
予想通り神威は指名されることになったが借りたノートのおかげで何事もなく授業を乗り越えた。
昼休みは教室を飛び出してパン戦争へ繰り出し、そのまま屋上で食事。まどろんだ空気が午後の授業で神威に眠気を運んだりしたが放課後にありつけた。
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