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誕生日おめでとうー!

今日は2.5次小説で!(ある意味3次! でもどうなんだろう、2次!?)

さてさて、何でこうかといいますと……

交換戯言日誌雪奈さん誕生日だったということで

SSを!

書いたよ!

遅かったんだけどね……(=ω=`)

キャラ借りて書いちゃいましたw

ではどうぞ~
 
何も起きないことが逆に怪しい。順調でいいはずなのに、何かが足りない気がする。
仕事の手を進めながらそんなえも言われぬ引っ掛かりを覚え続けている。
「幽霧くん」
「はい」
聞きなれた自分の名前に振り向いて返事をする。
「キミ、何か違う作業してない?」
そう言われて再び机に目を向ける。
「あの、何をしてたんでしょうか……?」
「それを聞きたいのはこっちなんだけど」
机には木くずにナイフに作りかけのいかついパーツ。
「ああ、なるほど……」
作っていたものが仕事の書類やらではなく、無意識の趣味の産物だったというわけか。
本当にまったく仕事をしていない。
後ろから吐き出されるため息。
「キミねぇ、所長がいないからって……いいや、ちょっと休憩してきなさい」
女性上司は言いたいことがまだあるようだが、言われるままに外に出る。木くずやらいろいろを持って。
近くのゴミ箱に捨てようとしたところ、怒られた。
らしくない。
まったく持って、おかしい。
「なんでしょうね……」
潜入捜査を命じられたというのに、ここまで目立つことをしてしまうなんて。
板で囲まれた粗い造りのごみ置き場でぱたぱたと木くずを払いながらひとり沈む。
[幽霧、そろそろ何かつかんだ?]
[……すみません]
[しっかりしてちょうだい。あなたにはまだやってもらうことがあるから、今日中に……いや、日が落ちるまでに終わらせなさい]
[それは……]
それは無理というものではないだろうか。
今日来たばかりの怪しげな派遣社員、それが今の幽霧である。
警戒されすぎてしまうほどの立ち位置だ。
[できないのかな?]
ぞっとするほど冷たい声。
念話越しですら伝わる殺気に、反論の言葉が出ずに、知らず冷や汗がにじみ出る。
[沈黙は肯定と捉えます。よい報せを待ってるよ、幽霧]
一方的に切られた念話。
ちいちいと鳥が鳴く音が聞こえる。雑然としたごみ置き場にはムカデ。とりあえずなにか動いていることにわけもわからず安心を覚えた。
ほとほと困った話である。
「……急ぎましょうか」
休憩とは云わばフリータイム。
木片をポケットに入れ、ナイフもしまう。もうその場に気の抜けた幽霧の姿はなかった。
廊下を音もなく走り、曲がり角では余念なく先をうかがう。
頭の中の地図にしたがって署長室を目指す。
だが、長い廊下に差し掛かった。何か祭りのポスターが貼ってある窓に加え、途中にふたつも通路が延びている嫌な形の廊下だ。
突き当たりを左に曲がるのだが、分が悪い。
それに声も聞こえる。
だが、隊長命令がある。一分どころか一秒ですら惜しい。
途中に差し掛かる最初の角から声のする方を覗くと、同じく休憩中なのか複数の女子社員がかしましく談笑している。
これならば駆け抜けても気づかれないだろうか。下手に歩いて声をかけられるよりはいい。
「……ふう」
先の通路の様子をあまり伺うことができなかったが、曲がってくる人はいないはず。
なぜなら大口の注文に工場がフル稼働中だという話があった。
幽霧は意を決して走り出す。
先の通路は越えた。
だが女子社員の疑惑の声。
足音まで聞こえる。
次の通路に差し掛かる。
走りながら軽く通路を覗いた瞬間、人の影。
駆ける体を翻し、飛び出しかけた自身を抑える。
だが、疑惑を与えるほどには姿を見せたらしい。
足音が警戒したものに変わる。
「……」
挟まれた。
使いたくなかった手だが、仕方ない。

間もなく、通路からふたり姿を見せた。
「あっ! お、お疲れ」
「なんだ、お前またサボりか」
「は~? サボってなんかいませんー」
「ちょっと休憩ってか」
「そそ、わかってんじゃん」
「ったく。そういやお前だけ?」
「ん、みっちゃんとよしりんといたけど……」
沈黙にふたりは辺りを見回すが、すぐに笑いあって女性の出てきた通路に消えていった。
「長居されなくて、よかった……」
開いた窓に足をかけて戻ってきた幽霧。
手を見ながら握っては開く。
「魔法がばれると、厄介ですからね……」
見つからなかったのは自力で窓にぶら下がっていたわけだ。
己の腕だけで、指先を窓に引っ掻けて。
床に足をつくと身を低くして再び走る。
今度は、向かってくる人物はいない。
おかげですんなり署長室までたどり着いた。
静かに、それでいて自然に扉を開ける。
「……あなたですか」
「キミ、かわいかったからわざわざ入れてあげたのに、動き出すの早いよ? せめて味見してからでもよかったでしょ?」
軽口を叩くのは女性。
名前を聞いていた気もするが、そんなことを思い出している場合ではない。
容赦なしに向けられた殺気がそう言っている。
「何を味見しようと言うんですか?」
その質問に女性はさもおかしなことを聞いたと言いたそうにせせら笑う。
「何って、もちろん上司の私が……」
上司は手を後ろに回し、重心を低くする。
「キミをね!」
言い終わるのを待たずして、腰から小型の拳銃が取り出される。
瞬時に幽霧も腰を落とし、ドアの前から跳ねる。
撃鉄の乾いた音と共に、幽霧の元いたならば足元。そこに銃痕。
「あなた、銃の使い方間違ってますよ?」
「はぁ?」
物陰に隠れた幽霧からの声に女性は再び隠れているであろう場所に発砲。
銃弾はソファをえぐって貫通し、床を傷つける。
「まず、即座に撃つ」
部屋の逆側で物音。
途端、女性が壁に向けて引き金を引く。
「そしてそれを当てる」
物音の正体は木片が本棚の枠に当たった音。
壁に銃痕が増える。
反動に耐える女性の横から声。
「そもそも、こんなごちゃごちゃした場所で銃なんて使うもんじゃないでしょう」
至近距離に互いの顔。
目をむいた女性の顔を冷ややかに眺めながら、すれ違いざまにたたんだ腕で腹部へと衝撃を与える。
その一撃を受けた女性は整った顔を苦痛にゆがませ、銃をかなぐり捨てるようにしてその場に伏した。
「……質量兵器の無断使用の現行犯、逮捕」
整然と伸びている女性の手首にバインドをかけて、机の引き出し、棚の奥、盛り上がった本棚の裏などを探る。
すると、辺りから元上司の女性が持っていたような質量兵器が多数発見された。
念話で部隊長へ呼び出しをかける。
[長月部隊長、よろしいでしょうか]
[ん、終わったかな?]
[はい。月友グループ所長の質量兵器不正所有、確認しました]
[よろしい、ではそこにいる者をその場から逃がさずにいるように]
[了解しました]
念話を切って数分と経たないうち、厳かに魔法陣から不敵な笑みをたたえた部隊長が現れた。
だが、いつも長月部隊長の隣にいるはずの姿が見えない。
「雫さんは……」
「今日は開発部が忙しいそうでね」
「そうですか」
目に見えない表情の変化、それに気づいた部隊長はあえて気づかないふり。
「で、本丸は?」
「そろそろこの部屋に来るころかと」
「そう」
荒れた部屋に静かな空気が流れる。
幽霧は壁の近くに横たえさせた女性の近くに立ち、部隊長は豪奢な机に腰を落ち着ける。
視線さえ動かさない幽霧を視界に入れつつ、腕を組みながらそのときを待つ。
だが「待つ」という言葉にはやや物足りない時間、扉が開いた。
「こ、これはなんだ!?」
うろたえる肥えた紳士が部屋の中へと一歩一歩、確かめるように歩いてくる。
ようやくのお出ましに安心したような、それでいてとても黒いものが部隊長の心の奥に渦巻く。
「あぁ、どうも。私、時空管理局諜報部部隊長、雪奈・長月と申します」
だがそれでも、にじませるように、剣呑な雰囲気を漂わせ、賢しい小動物を食らう狼のように執拗なほどの笑顔で私腹を肥やした男へと迫っていった。


「部隊長」
月友グループ所長の質量兵器の無断所有事件が片付いた諜報部の隊長室。
この事件の主犯である所長は管理局に着いたころ、もはや何を発するでもなく疲れきった、まるで死んだような目をしていた。
「何もあそこまでやる必要はなかったんでは?」
「いいんだよ、別にね。それより幽霧、何か忘れてないかい?」
姿勢を正したまま潜入捜査を行っていたときのことを思い出す。
最初から、何か引っかかっていた。
だがその正体がわからず悪目立ちをしてしまった。
沈黙のまま、期待を隠した表情の部隊長を見る。
「覚えてないか、まあいい。……今日は幽霧、あなたの誕生日ですよ」
まるで事件のときとは違う、黒さなど微塵も感じさせない包みこむような笑顔。
その言葉を聞いて、幽霧の中でつかえとなっていた原因がすんなりと消えた。
保護者である雪奈の言葉に、誕生日であるという事実に、心の奥底ではそれがわかっていたことに。
仕事を放って造っていたのは、会いたいと求めていたあの人のデバイスだった。
「それじゃ今日はコレであがり、苺壱絵でパーティをしようか」
いたずらっぽく笑う若い雪奈に無表情だった幽霧も微笑を浮かべてしまっていた。
まだ、いつになるかはわからないけど、きっと別れるときが来る。
それでも、今だけでもたしかに引っ張られている。
足りないと泣いた心の雨は、もう止んでいた―――


終わった?

読了、おつかれさまでした
正直言って何でここまで長くなったのやら書いた本人にもよくわかってないところだったりしますw
何気に誕生日を祝うSSだったはずなんですが、あんまりうまくいかなかったような?
……ん、自分、もっと精進が必要だよね(=ω=`)(ちなみにcrossfireラジオを聴いていますw
何事も目指すことから始まるんだよね!
しかし、きっと今回のSS、見直してみると、おもしろいんだろうなぁ……(至らない的な意味で)
ではでは、こんなところで―――おやすみなさいw
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